12月 242005
 

De9:
Richie Hawtin の新作は緻密にくみ上げられた、
シミュレーター内の小宇宙という印象。


 
 
 
小さな箱の中に緻密かつ精密に組み込まれ、繊細なパーツが、複雑な振る舞いを見せ、それが新たな事象を生み出している。
ってな感じのアルバム。いや。すごいわ。
手法としての目新しさ(ソフト・同時に6曲をmix(!?))だけではなく、トラックの出来自体がすばらしい。
クリック・ハウス、ミニマルというジャンルを越えた一品。
最近この手の難解?な作品を避けてきた。
体力的にも、精神的にも辛く、苦行の用に唸りながら聞く事に何も価値を見いだせなくなっていた。
だからバカだったり、派手だったり、とにかく乗りやすい音を聞き続けていた。
でも、久々にこの作品は「そちら側」に引き寄せてくれた気がする。
わかりやすい曲ばかり聞いていたら、やっぱり鈍るなぁ。
ちょっと感性が刺激されて、脳の回転もアップ!?かな。
いやぁ、やっぱり小宇宙感あるなぁ。これ。

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 Posted by at 09:55