6月 112005
 

今日の講議の中で、アメリカについて語るシーンがあった。


アメリカは本当の意味での「学歴社会」で「階級社会」なんだそうな。
始めはピンと来なかったけど、今後の日本の形を考える上では、
ドラッカーよりも現実味があった気がする。
アメリカはお金によって、階級が形成されている。
教育費が大変高く、簡単には大学に入れないし、出る事も出来ないので、
非常に学歴が重用視されおおきなステータスとなる。
しかし、学歴が無いと何も出来ない。
貧乏な子は、貧乏な地区に住み、貧しい教育を受け、貧しい職業にしか就けない。
裕福な子は、裕福な地区に住み、豊かな教育を受け、高給な職業に付く。
これが連鎖していく。ぐるぐると。
一度階級が決まったら、本当に抜け出す事が出来ない。
その階級をジャンプするには、音楽かスポーツしかない。
日本を見てみると、まだ本人の努力でなんとかなる部分もあるが、
このような徴候は既に始まっている。
東大生の親の平均給与が、一番高い…など。
日本の国の形、目指す富国強兵の方向性のヒントがここにある気がする。
それに気付いている人が、どれだけいるか…

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