6月 112005
希望格差社会 – @kira log
これのコメントを付けて思った事がある。
結果の平等を求め過ぎる教育現場の現状から、
最近のよく出る人の御意見等を聞いて思っている事を少し。
個人的に思うのは、歴史上、表面上で意味の無い偽善がは蔓延る時は、その文明なり社会なりは、衰退のフェーズであることが多く、今の我が国もそうなのかなぁと思っています。
それがどこで、いつから始まったのかは分かりません。個人的には、現在、我が国の政治が自浄作用を持ち、機能しているとは思えません。
組織上の疲労というか、破綻を誰も指摘していないため、何も無いけれど、もしかすると誰かが指摘しはじめると、一気に…なんて事は、10年単位のフェーズで考えると近いのかなと思っていたりします。
衰退と言っても、経済上だけはないです。
国外へ対してのプレゼンスもしかり、世界での我が国の位置、
昔であれば国防力等も含まれるのでしょうけど…
その衰退をもたらしたのは、誰でも無く私達一般市民なんでしょうけれども、統治されていると言う事は、統治する側の何らかのミスだと思うので、未来の歴史家がどう評価するか楽しみであります。
とか思ってみた。
USAという国家もそれに当てはまる気がする。
少なくとも無意味に軍事力を展開して、ちょっとした利益を得て満足するというのはパックス・ブリタニカ、パックス・ロマーナの衰退の事態に当てはまる。
そろそろ、日本もそのあたりを(ちょっと)考えながら進路を決めていく必要があると思う。
ローマの歴史を勉強していたのですが、
カエサルがローマ帝国の基礎とビジョンを指し示すのですが、
その後の初代皇帝は、そのカエサルがしなかった事に手を出す事になります。
で、その範囲を超えている状態に慣れてしまい、ほころびが見えてきます。
結局天才が作ったフレームワークを、凡人がなんの考えも無く崩し、個人的な欲求を出した瞬間に衰退が始まってしまうのだと思います。
USAの上層部がだんだんおかしくなってきているってことなのでしょうか?
というか、bushが当選した時点で、USAの政治的な限界、優秀な人間をキャッチアップする構造的な能力が無くなったと判断するべきでしょうか?
個人的には、二回目の当選の時点で、やばいのかも…と思ってしまいました。
日本は外に対して軍事力を行使していない(威嚇はしてるけど、量と質で)のがポイントですな。
自らまだ何かを生み出す能力がある国であるからかなと。
どんな国も、創りだせなくなって、制度的なもので搾取し始めたらだめなのかなと。それで軍事的な物に訴えはじめるというのが、おきまりのパターンなんですかね。
結局消費しか出来ない国なんだけど、お金を集めて、グルングルン回して大きくしていっている。
でも雪だるまはいつか解けて壊れる。
日本としては、製造業にしがみつく必要は多少在るのですが、だれもやりたがらないというのがポイントですな。
そんな教育もこの国は行われてないんですね。考えてみれば。
浅学にして経済の大きな流れを理解していないのでかなり的はずれなことを書いていると思うのだが、資本主義経済って金融という仕組みで自分の持っているオカネの何倍もの資金を投資することによって回っているんだっけ?
#あ、自称ウヨクながら資本主義の根本を理解していないことが判明。
上記のことが正しいならば、日本が投資先として魅力があるという『幻想』を維持しなければ日本経済は回っていかない?->ならば、今の日本の魅力といったら->製造業くらいしかない?
・・・というロジックだろうか。
#『幻想』がまさしく幻想だとわかった時点で恐慌・バブル崩壊
実際、地道にエンジニアやるよりもオカネを転がしたほうが儲かるんだが、みんなそれをやり出すと投資先がなくて結局オカネがだぶつき首をくくるやつが増える。
#第二次大戦前夜の米国・近年流行した金融工学とやら(これはちがうか?)
やっぱり額に汗して働け!ってことか。
#典型的日本のオヤジ
一応、信用価値とか、創造ってやつで、資金は大きく見せております。
このおかげさまで、銀行は外部から見ると意味の分からない財務諸表となってしまうのですが…(恒常的に財務諸表をいじらざるを得ない)
投資先としての魅力は、その企業が得る「利益」が、株主に還元されたあとの残りを再投資して成長していくことを見込み、そこから、現在の企業価値を算出して、株価で割っているんですけど(って長いな。)….
結局、日本の魅力といったら、大量生産で最も付加価値の高い物を売る為の「情報」こそが、日本の魅力であるような気がしてします。
テレビも中身を明けたら仕組みは分かるけど、作り方やノウハウは分からない。その作り方やノウハウを囲い込み、他の人には作れないようにしているから価値が出るってのが本質なのかな?と。
製造業の魅力は、外部への情報流出があまり出来なくて、内部に対しての情報共有が容易であるという所です。
結局お金と価値が発生するのは、時間と情報であると思っています。
長い時間がかかる物こそ、価値が発生していますし、貴重な情報を囲い込み、権利として発生させることこそミッションではないかと。
そういった事を鑑みると、現在の日本の魅力は、安く大量生産できるという部分から、ノウハウや技術を持った人材で、その部分に大きな資産を割かないと、どんどん、海外に流出してしまう(してる)と考えています。
更に未来の日本の事を考えると、大量生産時代と同様の事を、知的労働者に対して適用し、「安く、より多く、効率的に」働かせる「能力、スキル、組織、社会」というのを作り上げられなければ、存在価値を失うと思います。
実際お金だけの事を考えると、地道なエンジニアリングよりお金を回す事の方が、全然儲かるんでしょうけれども、結局は虚業であって、なんの価値も生み出していないのかなぁと。
企業の本質価値は変わらないのに、みんなで大量のお金を突っ込んで、株の価値だけあげても意味が無くて、結局本質価値におちついてしまいます。
投資の世界は、プレーヤーの増加は負ける人を増やすだけで、勝っている人は勝ち続けるんだと思っています。勝率は下がるけど、勝っている人数は変わらない。のかなと。
勝っている人は、恐慌中でも勝てるんだと思ってます。
額に汗して働けっていうか、額に汗して、額に汗しないように、新しいもの、方法と造り出すってのが重要かなと。