11月 102005
 

明日は誰のものか イノベーションの最終解
クリステンセンの新作です。


 
 
 
イノベーションのジレンマで、何が起きてるか?何故か?を書いて
イノベーションの解で、その要因は?何が大切なのか?を書いて
本書では次に何が起こるのか?どう予測するべきなのか?を書いた本です。
序盤では様々な業界で、大企業がさらされている現状等を書いて、
中盤以降は、各業界をそれぞれ分析し、何が起きようとしているのか?を書いております。
本書は「次に何が起こるのか?」を書いているのではなくて、
「次に何が起こるのかをどう予測するのか?」を書いている本です。
著者の考え方の基本である
・RPV(資源、プロセス、価値観)
・破壊・生き残り・新市場開拓のイノベーション
をどのように各業界に落とし込むべきなのか?
更に何が変化の予兆として読みとることができるのか?新しい製品・産業としてどんな物が生まれるのか?
が論理的に書いてあります。
個人的にはバリュー投資を単純に行っても今後は利益を上げられないと思うので、
論理的で定性的な判断を下す際に有用なツールになり得るかなぁと思っています。
もしかすると軽く何らかの形でまとめるかも。

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