8月 282006
 

「8月15日に北京にいました」のコメントへのお返事 (宋文洲の傍目八目)
中国に彼女がいる友達との話の中で、
共産主義の実態を話してくれた。
(リンク先と内容は全然リンクしていません)


 
 
 
その彼女は「共産党員」らしい。
そして、それはエリートのあかしらしい。
(中国の国民はみんな共産党員だと思っていた。)
共産党員になるには、いい大学で、いい成績を残す必要がある。
つまりエリートさんにしか入党資格を与えられないということ。
党員になると、就職等の面で有利になる・党幹部へのチャンスが生まれるなどメリットがあるようである。
中国の方のメンタリティーはアメリカで働く方に近い。
他者との距離、実力差を考えた上で職を選ぶ、自ら求める収入に見合う能力を勝ち取っていくというスタンス。
若い世代は、自分の「能力」に対して対価を支払う会社・組織を変えていくというスタイルが一般的とのこと。
共産主義ではあるが、実際は大きな競争社会の中で生きているということ。
そのことによる、格差も様々な部分で生まれつつあるようだ。
「共産主義→平等社会」ではなく、「共産主義→暴動社会」となってしまう理由が理解できました。
今、日本はどうか?
競争主義になりつつある面があるが、実際はそうでもない。
エリートでも地味な仕事をこつこつこなしている人は多い。
すごく細かいところを詰めてやっているので、派手さは無いが、様々な部分で「日本製品」の質を向上させている気がする。
(自動車会社などなど)
日本の強みは、そこにある気がするのだけれど・・・今後どうなっていくか。
中国の国民は共産主義のいい面、悪い面を知り尽くしていて、
それが、いい悪いではなく、そのなかでどのように生きるかということを考えている。というコメントが印象的でした。
何が重要なのかをしっかり考える必要があるのと、
中国が起こす革命が、本当の「変革」になりつつあるのかなぁと。
(革命=イベント、瞬間最大風速。変革=本当に変わること・それは徐々に進行するもの)

Share on Facebook

 Posted by at 01:09