7月 092007
 

日本人よ!
うーん、ちょっと期待はずれでした。
あくまでサッカーの話が中心。
もう少し自身の人生観とかを語る内容かと思っていました。
・・・と、書いてる途中で「やっぱり、オシムだ」と思った。
「私は哲学者ではないで、サッカー以外のことについて、皆さんに話すことはありません。」とでも言いたげだ。


 
 
 
中身は以外にもダイレクトかつシンプルに、
サッカーやその周辺、日本サッカーの向かう方向性について書いている。
ただ、これまで書かれているものから、外れることがない内容なので、目新しさは特に感じなかった。
面白かったのは、全般を通じて「プレーヤー」「サポーター」「メディア」「一般人」について、サッカーに対する姿勢や考え方を通して、どういった特性を持った民族なのか?というのを紐解いていた所。
日本人は規律や集団を重んじる(プレーヤー)が、あまりに厳格すぎる、硬い、融通が利かない(審判)など。実例を知っているだけに、苦笑させられた。
サッカーに対して、このような見識を持った賢人を迎えられたことを本当に幸運だと思う。そう思わせられた一冊でした。

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