5月 252009
 

2009/5/19 16:09 祖父が他界した。


 
 
祖父が最期に僕に残してくれたものは、
地元の日本酒
・「世界に通用する人材になれ」という言葉
だった。
僕は何を受け取ればいいんだろう。
旨い酒を飲ませてやりたいという祖父の優しさか・・・
どんな場所・環境でも一流の仕事が出来るという、祖父の厳しさか・・・
どんなときも、郷土を忘れるなということか・・・
自分で壁を作るな、限界を作るなということか・・・
僕が感じたのは、叱咤と激励だった。
「上手くやろうとするな、厳しい道を歩め。」と、
祖父の遺影を見ながら、全てが見透かされている気がした。
祖父の葬儀の際、妻の手を借り、
祖父が大切に残してきた思い出のアルバムの写真で、
スライドショー風の映像を作って流した。
祖父の幼い頃の話を余り聞いたことが無かったが、
過去に大きな借金を背負い、行商から身を立てて、
完済したそうだ。
写真からは、そんな悲壮感を全く感じさせない、
明日を夢見て活き活きと生活する祖父母の姿があった。
そのような切迫した状況に置かれた事の無い私には、
当時の祖父の気持ちを窺い知ることが出来ない。
ただ、そんな状況下でも希望を持って生活していた祖父に
尊敬の念を新たに抱いた。
今、本当に恵まれている。
当時の祖父に今の何分の一でも、与えられればと思うし、
孫はこんなにも恵まれているということを伝えたい。
本当に有難う。
おじいさんの何分の一かでも、努力出来るように、
毎日頑張って生きていきます。
おじいさん、最期に最高な贈り物だったよ。
本当にありがとう。

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 Posted by at 18:07