7月 052009
 
“「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」”

インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞
言えて妙のこの表現。
今、どんな分野にしてもそうだ。
誰でも簡単に、専門的な知識が得られる
専門家と同じように評論するのには大して時間がかからない。
そして大専門家とコミュニケーションをとることだって、
昔より大分敷居は下がった。
何かしたことを表現し、広める事だって容易だ。
何かに没頭すればあるレベルまでは、
昔よりも大分効率よく進む。
…ただし、そこから先だ。
高速道路を走ってきて、突然獣道…
いや、未開の荒野が広がっている。
その地平を前にして、何を思い、何をするのか。
そこで足を竦ませるのか、
そこで一歩踏み出すのか、
そこで他の道を選ぶのか…
その断絶された世界をフットワーク軽く歩めるか。
サバイバルに耐え得る知力、体力、羅針盤は準備できているのか。
それらがタイトに求められている事を意識して前に進もう。

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 Posted by at 01:55