7月 202005
 

昨日YS-11の番組を見た。


 
以下見て勉強になった点。
身の引き方
60近い技術者が、YSの基本設計を示して、その後すべて若い技術者に任せた。
自分たちの悲願をと思うと自分で・・・と思いがちだけど、そこは技術者として次の世代に主役を移し、人を育てることを考えた。
技術者としてではなく、人間としての身の引き方としての一例かなぁ。
ただビジョンの丸投げにだけなっていないようにしなければ、中途半端にではなく、完全にバトンタッチし、明確なる意思を持ちバトンタッチせねば。
当事者感覚
リーダーが開口一番「お前たちが作るんだ」ということを、何度も言い聞かせた。
設計者達に当事者感覚と責任を明確にすることが大切である。
プロジェクトにかかわる全員が全体を把握していること
全体を把握すること、把握させる教育の意味。
なぜその機能なのか?機能のみではなく、全体の設計の中での、部分設計はどうか?って事を把握すること。
破壊的イノベーションとは、全体のアーキテクチャの変更によるものであるため、全体を把握しておく必要がある。
マジックではなく、ロジックの積み重ねがものづくりである
物を作る事は、天才が一人で作るのではなく、
ビジョンがあり、そこに向かって、ロジックを積み重ねた結果である。
大きなビジョンを持ち、必要な「もの」「こと」を積み重ねる事がものを作るって事。
全体を見て、
戦前、戦時中のプロダクトマネージメントのすばらしさが分かる。
この時代に関わった技術者は、本当に優秀な人が多かったんだなぁと。
現代のプロダクトマネージメントはこの時代から進んでいるのか不安になった。
更にこのような教育を兼ねているプロジェクトを国が打ち出さねばなぁ・・・と。
挑戦的なプロジェクトが無いから何も進歩が見られないのではないのかなぁ・・・
いろいろ思うところがある特集でした。
感動はあまり無かったけど・・・

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 Posted by at 08:46