11月 052006
 

ガウディの伝言
サクラダ・ファミリアを中心に書くガウディの見方、読み方、味わい方。


 
 
 
ガウディの有機的なデザインがあまり得意ではなかったものの、
実際の作品を見て「さらに知りたい」と思いまして購入。
読後「必ずもう一度行こう!」と決意した次第。
ガウディが全てをかけて表現しようとしたもの、
どんな教会もそうだと思うのだけれど・・・それは聖書の世界。
スペインで多くの教会を見て感じたのは、教会に行くだけで、
聖書の内容、神の偉大さを伝えられてしまう事。
あの石の重厚さとかを目の前にすると、神々しさを感じずにはいれない。
その中でも、サクラダ・ファミリア。特に生誕の門のすごさには圧倒されました。
この本の中では、ガウディがそこで何を表現したかったのか?
ガウディの何がすばらしいのか。なぜ神なのか?
ガウディがいない今、何を元に建築を進めているか?
感動したのは、ガウディが死の前日に職人に伝えた言葉。
「明日は、もっといいものを作ろう」
・・・泣けてしまいました。
興味が無い人でも自然と面白く読めてしまうと思います。
結構お勧め・・・いや、かなりお勧めの内容でございました。

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 Posted by at 21:39